(---どうみてもパクリ---)
(---ネタですが、問題があればなかったことに---)

27日は未来予知解禁パーティの日だ。
解禁パーティといえば新デッキのお披露目の場であり、デッキビルダーの腕の見せ所だ。
ブロック構築だった前回とは一転して、今回はスタンダードということでオレは燃えていた。今度こそ斬新なデッキで優勝するんだ。

だが、「斬新かつ勝てるデッキ」への道は遠く厳しい。
12人の参加者の中で、最終的に勝ち残るのはわずか一人。一筋縄ではいかない。

しかし、簡単ではないからこそ、達成したときに言い得ぬほどの喜びを得られるのである。

オレは解禁パーティで勝つために、この一週間大学を欠席して暇さえあればデッキを構築していた。

そして、新の勝利を得るということは、未来予知を代表する独創的カードを活用することが絶対条件だ。その候補は以下であった。


1.《未来の大魔術師/Magus of the Future(FUT)》を利用したコントロール デッキ名:家畜に神などいない
2.《サマイトの守護者オリス/Oriss, Samite Guardian(FUT)》と《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》でお前はもう死んでいる デッキ名:北斗神拳
3.オート待機シリーズと《逆説のもや/Paradox Haze(TSP)》でトラップカード デッキ名:ここでトラップカードをオープン

しかし、1は既にスタンダードのあらゆる青系コントロールに組み込まれているほどのカード、いわゆる本気カードであり、解禁パーティで使うことはry(ここからは本家でお楽しみください

2は有力ではあったものの、やはり同じことを考える人は多く、そもそも《サマイトの守護者オリス/Oriss, Samite Guardian(FUT)》をもっていないので却下。
3はこれまた有力であった。赤青または赤青白という形になるので自分のカラーにもあっていたのだが、重要な問題がここで浮上してきた。


(すごく中略。そのまんまになるから)


そこで考えだされたのが"Back to the Future"である。

Linessa, Zephyr Mage / 西風の魔道士リネッサ (3)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard)
(X)(青)(青),(T):点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー1体を対象とし、それをそのオーナーの手札に戻す。
壮大 ― 他の《西風の魔道士リネッサ》という名前のカードを1枚捨てる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分がコントロールするクリーチャー1体をそのオーナーの手札に戻し、その後この手順をアーティファクト1つとエンチャント1つと土地1つについて繰り返す。
3/3


誰もが考えるだろうが、目前で挫折するであろうこのカードこそをキーカードにしたわけである。
もちろん《葬儀人/Undertaker(TSB)》を使ってロックを決めることも忘れていない。

しかし、ここで問題が生じる。全てのパーマネントを戻すには《葬儀人/Undertaker(TSB)》だけでは不十分なのである。

ならばどうするか。《ブーメラン/Boomerang(9ED)》か?

困ったときは基本セットを見直せという格言が、結構昔に某所で提唱されたらしい。しかし、何も皆が忘れているのは基本セットだけではない。

ラヴニカである。

ラヴニカには、《地下墓地の総ざらい/Empty the Catacombs(RAV)》というまさにリネッサのためにいるかのようなスペルがあるのだ。

恐らく皆様はテキストすらご存知ないのではないだろうか。

Empty the Catacombs / 地下墓地の総ざらい (3)(黒)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを自分の手札に戻す。


こ、これは……!!
短いテキストのカードは強い、という俗説とは対象的にまったく注目されていないカードこそが、このデッキの《ラスト・ピース/The Last Piece》だったのである。

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