Finalsのレーティングがいまさら反映されてました。

最大構築風速に吹いた。感動で涙がとまりません。
嬉しさのあまりDN更新しちゃうZE☆
もう……ゴールしてもいいよね。

MOR環境はまったく勝てる気がしないので(実際勝てない)、すぐに落ちていくとは思いますが。





さて、話題はローウィンブロック構築です。

来週末にはYs柏でFinals店舗予選があり、そのレギュレーションがよりにもよって「ブロック構築」。
……さすがI店員様、チョイスが渋いw



まずは前環境のデータ集め。
「_」のArth様のページを参考にして、簡単にまとめてみました。



・環境はパーミッション優勢
・カラーパワーは緑>黒>青>白>赤といったところ
・ビートダウンが死滅しているため、プレインズウォーカーゲー
・《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》



簡単すぎますかね? まぁ気にしない、気にしない。



さて、モーニングタイド参入によって、このゲームバランスがどう崩れていくのか考察してみましょう。



>パーミッション優勢の流れ

今回増えたカウンターは《否認/Negate(MOR)》と《賢人の消火/Sage’s Dousing(MOR)》です。
特に《否認/Negate(MOR)》に関しては、メインボードから4枚刺しできるほどの性能を持っています。

これによって構築に耐えるカウンターが、


《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》、《否認/Negate(MOR)》、《妖精の計略/Faerie Trickery(LRW)》、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》


の4種類になりました。正直なところ、どのカウンターもスタンダードクラスの性能を誇っており、パーミッションデッキの強化は間違いなさそうです。

……ただし、カウンターコントロール型のデッキの強さは、環境の速度に大きく依存しており、このことだけから一概に「パーミッションの強い環境」とは言い切れません。



>要注目カード

MORのカードの中で、ブロック構築に大きな影響を与え得るカードをピックアップしてみました。


・《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》
スタンダードでも騒がれていましたが、その比ではない「強さ」をもっています。
前LRWブロック構築環境のメタゲームが《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》で構成されていたとすると、今回のLRW-MOR環境では《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》を中心にメタがまわるといっても過言ではありません。

このカードに対抗する手段は以下です。


a:白系除去(主に《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》)
b:《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
c:火力呪文(《タイタンの復讐/Titan’s Revenge(MOR)》、《恨み唸り/Spitebellows(MOR)》が構築レベルか) 
d:黒以外の生物によるブロック(ガラクトークンなら基本的にアドバンテージは失わないが……)
e:カウンタースペル
f:ハンド・デストラクション




・《思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)》
ボードコントロールを死滅させる可能性のある凶悪なスペルです。
緑黒系コントロールの同系対決は、先にこれを撃った方がゲームに勝利する、ということが多々あるでしょう。

また青黒系のカウンターコントロールデッキの場合、黒命令以上に採用優先度の高いカードになるでしょう。

対抗手段は、撃たれる前にボード上で圧倒的に優位を築くか、カウンター、及びハンデスです。



・《思考の泉/Mind Spring(MOR)》
《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》に続き、青を青たらしめるスペル、その2号です。
《思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)》ほどのカードパワーはないまでも、汎用性及びカードアドバンテージ面ではこちらに分があります。

青系コントロールの必須パーツになるのではないでしょうか。

基本的に《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》よりも優先度の高いカードです。ただし対パーミッションにおいてのみジェィスの方が優先されるでしょう。



・《目覚ましヒバリ/Reveillark(MOR)》
《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》に次ぐ白のパワーカードです。
基本的に人権のないとされていた白ですが、このカード及び《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》の相対評価上昇により、採用を考慮する価値があるでしょう。

とはいえスタンダードほどの活躍は見込めません。
《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》や《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》との相性は最高ですが、それ以外のパワー2以下の生物で構築に値するカードがあまりありません。



・《苦花/Bitterblossom(MOR)》
フェアリーとローグデッキを強化すると同時に、パーミッションの相対的地位を下げています。
書いてるあることの地味さに比べて、非常に高性能なエンチャントです。環境が遅いことも追い風でしょう。

問題は《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》に弱いことで、その点を他のカードでカバーする必要があるでしょう。



・《悪名高き群れ/Notorious Throng(MOR)》
スピードの落ちるブロック構築で、かつ全体除去の質が大きく劣ることを鑑みると、非常に強力な呪文といえます。 

トークンでカメレオンをブロックすることができないのは、今回のフェアリーローグスペル全般にいえる欠点ですが、このカードの場合「徘徊」という必殺技があるため、その欠点も霞んで見えます。

このカードと《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》、及び《思考の泉/Mind Spring(MOR)》のためだけに青をいれる価値があるでしょう。



・《変わり谷/Mutavault(MOR)》
弱いカードではありませんが、単体のカードパワーはあまり高くありません。全体除去がないため、必要性がさほど高くない上に、ガラクトークンを越えられないことが致命的です。

「多層」というスペックを活用しやすいフェアリーでは、《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》の代用品として使われるかもしれません。
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》をブロックできることも割と重要です。



・《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》
マナベースをより強固にする良カードです。

問題は《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》の評価が大きく下がったことですが、《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》を含む多層でアンタップ出来るので、ツリーフォークがいないことをそれほど気にする必要はありません。

色があっていて、多層及びツリーフォークが6枚程度はいっているなら、各種vividよりも優先していれるべきでしょう。



大体こんな感じでしょうか。

《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》、《思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)》の2大レアを別にしても、《思考の泉/Mind Spring(MOR)》、《悪名高き群れ/Notorious Throng(MOR)》は注意する必要があります。

思考シリーズの2枚は、《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》にのみ頼られてきたアドバンテージ面を補間する良カードです。
特に《思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)》に関して言えば、カウンターから繋ぐだけでゲームに勝ててしまう可能性さえあります。


そう考えると、やっぱりカウンターデッキにやや比重が置かれているように感じます。
ただ、従来の青黒系パーミッションのフィニッシャーであった《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale(LRW)》が、《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》に対して無力である、という点は忘れてはいけません。



次は各部族について考えていきたいと思います。
特にフェアリー、ローグ、キスキンは要注目です。

コメント

ヒヅキ
ヒヅキ
2008年2月15日1:00

>全体除去がないため、
たまには白コマンドのことも思い出してあげてください。。。

iliyan
ILiYaN
2008年2月15日2:51

意識して書いてたんだけどそこの一文はミスったねw
白コマンドはそれなりなんだけど、《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》だけでビート全般が裁けちゃうのが良くなかったですね。

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